第3者にクリニックを承継させるときに、持っている株式会社も併せて承継したほうがいいの?

こんにちは音譜

 院長先生が仕事の引退を考えられた際に、今まで営んでいたクリニックをどうするのかという問題がでてきますよね。

 お子様などが歯科医師で、あとを引き継いでくれたらいいですが、お子様がいない場合や歯科医師ではない場合などでは、第3者にクリニックを承継させることも検討されるかと思いますニコニコ

 第3者にクリニックを承継してもらおうと思った時に、持っている株式会社も併せて承継してもらったほうがいいのかな?と疑問が出てくるかもしれません。

 クリニックと株式会社の関係によると思いますが、

例えば、クリニックに必要な医療機器や医薬品を株式会社が提供する等、関係が深い場合は、今後もコスト的なメリットを追求できるかもしてません照れ

 逆に、そのような緊密な関係でない場合には、株式会社を併せて承継させるメリットはないといえます。

 買い手からすると、2つの法人を引き受けることで、税金や手続きのコストがそれぞれかかってしまいますし、継続的に発生する税理士報酬も2つになり、出費が多くなってしまいますあせる

 なので、買い手からは、株式会社はいらないと言われる可能性が高いかもしれません。

 一方で、医療法人とは異なり、株式会社は自由に使い道があり、院長先生自身で引退後に新しい事業を起こしたいとか、不動産事業で収入を得たりすることもできますびっくりマーク

 よって、クリニックの承継者に株式会社を承継させるのは、不要ではないかと考えます。

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当事務所について

弊事務所は横浜ランドマークタワーに事務所を構える、歯科医院専門の事務所。歯科医師会講演実績多数。
通常の税務顧問のほか、経営のご相談、医療法人成り・MS法人の設立・個人成り・医院承継の判断などのアドバイスを行う。また、記帳入力の丸投げ対応可。所長が女性税理士のため奥様と女性同士でやり取り可。オンラインで全国対応。その他、行政手続きや登記手続き、労務手続きなどは他の士業と連携し、一気通貫したサービスを提供。所長は関西出身、同志社大学卒。20代で税理士試験合格。

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