ふるさと納税の寄付金額が値上げされている・・・10月からさらなる値上げ?

  最近いろいろと値上げがすごいですね。
随時ふるさと納税をしているのですが、同じものを寄付していると、実質値上げされていることに気づきます・・・

例えば、ハーゲンダッツが
R5年7月 15,000円 → 現在 20,000円

ふるなび:北海道浜中町ハーゲンダッツ12個セット

ロイズのファミリーセットが
R4年11月 10,000円 → 現在 16,000円

ふるなび:北海道当別町ROYCE’ファミリーセット

 同じ量のはずなのに、この寄付額の値上げはショックです・・・
 お得であることには変わりはないので、今後もこの返礼品があれば寄付するかと思いますが。

 寄付額はあまり変わっていなくても、数か月前と比べても、現在は量がだいぶ減ったと思うものも多くあります。

 また、今年の10月から、ふるさと納税のルールが改定され、さらに寄付額があがるか、量が減るか、もしくは返礼品そのものがなくなる可能性もあります。

 現在は返礼品そのものの金額を寄付額の3割以下、返礼品の送料や事務費などの経費を含めた総額を寄付額の5割以下とするルールが定められています。

 しかし今年の10月から、寄付金の受領証の発行・発送費用や、ワンストップ特例のための事務費用など、今まで対象とされていなかった経費も含めた総額を、寄付額の5割以下とするルールに改定されることになりました。

 今まで返礼品と経費の総額を5割ギリギリでやっていた自治体は、返礼品そのものの量を減らすか、寄付額を値上げしないと、総額が5割を超えてしまうことになるかと思います。
 ルール改定後は、今まで認識されていなかった経費分を補うために、各自治体は実質的に値上げをするしかないのです。

 また、もう1つルールが改定されました。現在のルールでも返礼品は地場産が条件となりますが、10月からのルール改定で、地場産の基準が厳しくなり、原材料もその自治体と同じ都道府県産のものでなければならなくなりました。

 例えば、他の都道府県産のお肉をその自治体内で熟成し加工して、その自治体の返礼品とすることはダメとなってしまいます。
 このルール改定により、今まであった返礼品がなくなってしまう可能性もあります。

 ルール改定により実質値上げされたり、なくなる可能性がある返礼品もあるのであれば、9月末までにふるさと納税をしたいところですよね。

 しかし、食材だけではすぐに冷凍庫がふるさと納税の返礼品でいっぱいになる可能性があるため、配送時期が異なる食材を選んだり、日用品や常温で長期保存ができるものなどの寄付の検討も必要かと思います。

 個人的に、食材の定期便はどうなるのだろう・・・と思って、ある役所に問い合わせしたところ、9月末までの寄付であれば、現在記載の返礼品の内容から量が減ったりすることはないとのことでした。

 その自治体は、10月以降も今のところ、その定期便の値上げ予定はないとのことだったので、もともと総額が5割ぎりぎりではないということかと思いますが。

 9月末までに寄付しようと思うあまり、ふるさと納税の上限をこえないよう、今年の予想所得金額をしっかりたてて、ふるさと納税をなさってください。

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